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業界の主要プレイヤーの勢力関係を図式的に把握できる良書。3年連続で購入。各業界の市場成長度を天気に例えて表現していて、事業規模が異なる業界間の比較も行える。当記事では、個人的に注目している業界をピックアップしてコメントする。
(1) 脱炭素・・・22年度予想:晴れ
世界の一大トレンドになることは間違いないだろう。主役は「岩谷産業」だと思うが、期待先行の爆上げで、もはや手の届かない領域に達してしまったため、僕は低単価かつ長期視点だと未だ底値圏にあると思われる「ENEOSホールディングス」を購入。高配当なので長期保有にも適している。
(2) DX・・・22年度予想:快晴
中期的には市場規模は右肩上がりに伸びていくと予想されているが、日本の中小企業にDXを導入する投資余力があるとは思えない。またプレイヤーが多過ぎて、現時点で投資先を絞るのは、かなりの博打だと思う。僕は上場初期のバブリーな値動きに目を引かれた「Speee」を監視銘柄に入れている。
(3) 5G・・・22年度予想:快晴
昨年の記事では、5G基地局の主力工事業者である「協和エクシオ」と「コムシスHD」を紹介した。相変わらず2社は似たような株価チャートを描き、単価も配当利回りも同じくらいだ。僕は「協和エクシオ」を保有している。
(4) 先端技術材料・・・22年度予想:快晴
化学業界は日本の希望の星だ。現在は「東レ」「三菱ケミカルHD」を保有。「住友化学」「旭化成」「AGC」「富士フィルムHD」「クラレ」「カネカ」「三菱ガス化学」などを監視銘柄に入れて、押し目買いを狙っているが、なかなか注文が成約せず、ヤキモキしている。特に「三菱ケミカルHD」「住友化学」「旭化成」は会社の規模が比較的大きく、また事業多角化により経営が安定しているので、安心感がある。「クラレ」は同業界の中では配当利回りが傑出して良いため、定期預金間隔で長期保有してもよさそうだ。
(5) 副業・学び直し・・・22年度予想:晴れ
恥ずかしながら「ZHD」が副業マッチングサービスに参入したことを本書で初めて知った。抜群の知名度を誇るため、ロースキル業務の仲介サービスにおいて、覇権を握るポテンシャルがあると思う。将来性を感じるのは、ハイスキル業務の仲介サービスだと思う。僕は「ビザスク」に注目している。昨年はリターン・リバーサル戦略がドはまりし、しっかり稼がせてもらった。単価が比較的高いため、買いたいタイミングでなかなか手を出せないのが、口惜しい。
(6) ペット・・・22年度予想:晴れ
ペット保険の「アニコムHD」はユニークで面白いと思う。日本のペット保険加入率は欧米諸国の半分にも満たない。日本最大のブリーダーマッチングサイトを活用した知名度向上と営業強化によって契約数が伸長していけば、更なる成長が期待できそうだ。
(7) 工作機械・・・22年度予想:晴れ
本書で注目の会社と紹介されていた、旋盤大手の「ツガミ」が気になる。積極果敢な設備投資を仕掛けており、21年度には中国とインドで新工場の竣工・稼働を計画。アフターコロナの追い風もあって、22年度以降の業績貢献が大いに期待される。
(8) AI・・・22年度予想:晴れ
小型有望株の宝庫。国内市場規模は21年が推定2,000億円だが24年には推定4,000億円に成長する模様。宝くじ感覚で、少なくとも数年は様子を見るべきだろう。これまでに「PKSHA Technology」「HEROZ」「エーアイ」「FRONTEO」などを売買している。2倍に膨らんだ銘柄もあるが、半分に萎んだ銘柄もある。
(9) 半導体製造装置・・・22年度予想:晴れ
(10) 半導体材料・・・22年度予想:晴れ
どちらも半導体需要に左右される業界。しばらくは好調が継続する模様。半導体製造装置企業は値嵩株が多く、資金不足の個人投資家は手を出しにくい。「三菱ケミカルHD」を保有。「SUMCO」「住友化学」「富士フィルムHD」「AGC」を監視中。
(11) eコマース(EC)・・・22年度予想:晴れ
僕がネット通販で最も利用しているのが「ZHD」運営のYahoo!ショッピングとPayPayモールだ。20年の売上高は「楽天」を抜き、国内2位の座を奪取した。LINEショックは素晴らしいバーゲンセールだった。本業が好調なのだから株価が下がったまま放置されるわけがないのだ。来年以降、ウィズコロナの巣ごもり需要が剥落しても、EC市場の成長は止まらないだろう。近い将来、4桁の大台に乗ることを期待したい。有望なベンチャー企業も続々と誕生している。短期では「エニグモ」の売買実績がある。またマーケティング支援事業で成長中の「フィードフォースG」「オーケストラHD」の売買実績がある。
(12) テレワーク・・・22年度予想:晴れ
「アセンテック」「Chatwork」をバブル相場で高値掴み。下落局面で買い増しを繰り返した結果、投資余力が小さくなったため、21年度は20年度のように売却益で儲けることができなくなった。評価損益を見ていると落胆を抑えられないが、損切りは絶対にやらない。まだまだ成長が期待される市場。必ず値を戻すと信じている。「アセンテック」の主力製品であるVDIは、シンクライアントと組み合わせることで、低コストと高セキュリティを実現できるという優位性がある。ユーザー数が多い大企業で採用が進むかが成長のカギになると見る。「Chatwork」は中小企業向けのチャットツールなので、馴染みは薄いが、導入企業数は順調に伸びている模様。収益改善のため、料金プランの値上げにも踏み切った。更なる躍進に期待したい。
(13) サイバーセキュリティ・・・22年度予想:晴れ
「ソースネクスト」を保有。セキュリティ対策ソフトではなく、自動通訳機ポケトークの将来性に期待して購入。外国人観光客をメインターゲットとした観光案内所や宿泊施設や飲食店、あるいは英会話学習を目的とした個人に選ばれるかどうかが、ポイントになるだろう。会議室用WEBカメラ「ミーティングオウル」や空気清浄機「モレキュル」など時代に即した新商品を販売したり、株主優待制度を新設したりするなど、積極性や柔軟性が感じられる点もよい。
(14) クラウド・・・22年度予想:快晴
最注目は「NTTデータ」だ。世界2強のアマゾン&マイクロソフトと、親密な関係を築けている点は大きい。僕は値動きが小さく面白みに欠けたため早々に手放してしまったが、これからも順調に業績を伸ばしていくと思う。昨年は「日本電信電話」による「NTTドコモ」の完全子会社化が話題となったが、次の子会社化候補は「NTTデータ」ではないかと密かに思っている。
(15) 塗料・・・22年度予想:晴れ
あまり関心を持っていなかったが、世界市場規模が今後10年で約6割増える見通しとのこと。競争が激しく、日本企業が勝てるかどうかは未知数だが、市場規模拡大に合わせて売上を伸ばして行くとすれば、株価は堅調に増えていきそうだ。投資先の有力候補は「日本ペイントHD」「関西ペイント」だが、どちらも配当利回りが非常に少ない点が気にかかる。
(16) リース・・・22年度予想:薄曇り
昨年、高配当銘柄の業界首位「オリックス」を超割安で買えたのに、早々に売却してしまったのは痛恨の極み。高値で買い直すのは癪に障るため、代わりに購入したのが業界2位の「三菱HCキャピタル」。低単価で配当利回りも上々なので、時価評価額が取得平均を下回ったら、優先的に買い増しを検討したい。
(17) 酒類・・・22年度予想:曇り
国内の酒類消費量はジリ下げ基調と聞くが、大手各社は海外への販路拡大や、ノンアルコール飲料及び低アルコール飲料の開発といった布石を打っているため、あまり心配していない。昨年は「アサヒグループHD」を売買したが、すっかりコロナ前の水準に戻してしまったため、現在は「キリンHD」の購入を検討中。「アサヒグループHD」とは異なり、海外事業がむしろ足を引っ張っている点は、懸念事項だ。
(18) 漁業・水産・・・22年度予想:曇り
特定保健用食品「イマークS」を2013年から愛飲していることから縁を感じ「日本水産」を保有。缶詰・冷凍食品といった時短・簡便食品を数多くラインナップしていること、水産加工物は健康志向食品としてますます売上を伸ばしていく可能性を感じること、海外売上比率が3割程度と、大手食品メーカーの中では高めであることから、今後も安定した業績を残せると期待している。僕は、過去5年間の株価チャートが下落トレンドの銘柄と、最近になって株価が急騰している銘柄は、下落リスクが高いと判断して、なるべく買わないようにしている。「日本水産」はこの条件に当てはまらず、コロナショック後の値戻しが他銘柄と比べて遅かったため、幸運にも過去5年間の底値付近で購入することができた。
(19) 広告・ネット広告・・・22年度予想:薄曇り
昨年から「ZHD」傘下の「バリューコマース」に注目。今年に入って一旦は購入したが、薄利で利確してしまった。3000~3500円/株あたりで長らく燻っていたが、遂に上放れし、遠い存在になってしまった。大手企業の庇護のもと、売上・利益共に順調に伸びている会社は強い。本書を読んで「電通グループ」傘下の「カルタHD」を監視銘柄に追加した。
(20) 出版・書店・・・22年度予想:雨
2020年の電子書籍売上は前年比28%増。まだまだ伸びると思う。昨年から監視を続けていた「ZHD」傘下の「イーブックイニシアティブジャパン」は2500円/株前後を右往左往していたが、ようやく上へ突き抜けた。出遅れ感がある「インフォコム」を監視銘柄に追加。
(21) イベント・・・22年度予想:曇り
初めて売買益を得た銘柄「TOW」は思い入れが強い。一度は売却したが、コロナ禍でも利益を確保する営業力の強さと、配当利回りの良さに惹かれ、再購入。現在は株主優待が貰える1000株を保有。20年は市場規模が前年比半減の厳冬期となり、21年度も見通しは暗いが、間違いなく今が底であり、ウィズコロナ時代にシフトすれば、業績は一気に回復すると信じている。株価が平均購入単価よりも下がることがあれば、前向きに買い増しを検討したい。
(22) 不動産・・・22年度予想:晴れ
昨年12月から『会社四季報プロ厳選500』の定期購読を開始。21年新春号に掲載されていた「日本エスコン」を購入。株価に割高感が無く、過去5年の株価チャートを見ても天井圏にあるとは思えず、低単価で売買しやすく、何より配当利回りが優れていることに魅力を感じた。購入後、中部電力の連結子会社となって投資資金を調達し、プロ野球『日本ハムファイターズ』新球場のネーミングライツを取得、北海道エリアに本格参入を果たした。大胆な投資が今のところ結実している印象。大化けに期待したい。
(23) 陸運・物流・・・22年度予想:薄曇り
宅配便事業はまだまだ伸び代が豊富にある。投資先は最大手の「ヤマトHD」が鉄板だろう。宅配は週2回を超えるペースで利用しているが、体感8割が「ヤマトHD」の取り扱いだ。
(24) 倉庫・物流施設・・・22年度予想:薄曇り
こちらもEC拡大の恩恵を受けて、まだまだ伸びる余地が大きいと思う。多数の中小規模業者が乱立しているが、最もニーズがあるのは最新設備を取り揃えた大型物流施設であり、そのような施設をつくることができるのは、資金面で優位に立つ大手企業ではないだろうか。個別銘柄投資の開始初期から「三井倉庫HD」を監視しているが、J-REITの「大和ハウスリート」「三井不動産ロジスティクスパーク」「三菱地所物流リート」あたりでもよさそうだ。いずれも長期アゲアゲ相場。入りどころが難しい。
(25) ドラッグストア・・・22年度予想:晴れ
群雄割拠のドラッグストア業界は、数年前からビジネス誌などでもさかんに取り上げられている。戦況の激しさは、かつてのコンビニ業界を彷彿させる。今後ますます再編が進み、トップクラス数社の寡占状態に落ち着くのではないかと推測する。僕は10年以上前から普段使いしている縁で、「ウエルシアHD」を監視している。きっとドラッグストア業界で覇権を握るだろう。
(26) 総合商社・・・22年度予想:晴れ
大手総合商社には、日本の文系エリートが結集していて、どんな過酷な状況下でも、乗り越えられる強かさがあると思う。どこを買ってもハズレはなさそうだったが、とりわけ単価が安い「双日」を購入。10月に株式併合され、買い増しがやりづらくなるのは、個人的には残念に思う。
(27) 専門商社・・・22年度予想:曇り
本書によると、利幅は薄いが業績は安定した企業が多いとのこと。最近「菱洋エレクトロ」を購入。昨年は頻繁に取引を行い、キャピタルゲインでコツコツ稼いだが、昨年の秋から今年の春にかけて、下落中のAI関連銘柄に手を出し、含み損を膨らませるトレードを繰り返したため、反省の意味を込めて、割安放置株や高配当銘柄を中心に購入を進める戦略に転換。確定利益は前年に遠く及ばず、物足りないが、我慢、我慢。
(28) リユース(中古)・・・22年度予想:晴れ
特に「テイツー」経営の古本市場と「まんだらけ」経営のまんだらけには、学生時代から足繁く通い、思い入れが深い。最近は電子書籍の購入割合が高まっているが、今でも年間100冊ほどは古本コミックを購入している。1年以上の継続保有で優待利回りが跳ね上がる「まんだらけ」を購入。来年からは優待利回りが10%を超える。素晴らしいファンサービスだと思う。
(29) 家電量販店・・・22年度予想:薄曇り
家電量販店は断然ヨドバシ派だが、非上場企業なので、近所に店舗があり、配当と優待の利回りが共に優れている「エディオン」を監視銘柄に入れている。できれば1000円/株以下で買いたいところだ。中間配当権利確定日が迫り、かつ自民党総裁選挙前で地合いが良い割に、株価は伸びていないため、10月中に一段安となる可能性が高いと見る。参入時期を慎重に見極めたい。
(30) アウトドア用品・・・22年度予想:晴れ
ブランドの強さを考えると「ゴールドウイン」の安定性は頭一つ抜けていると思う。「ワークマン」は人気も成長性も抜群だが、過熱感がある。「スノーピーク」も期待先行で急騰している印象で、ナイアガラが怖い。アウトドア趣味は、初期投資額はかなり大きいが、健康にも良く、非日常感も味わえ、年齢や性別に関係なく楽しめるため、今後も愛好者は増えていくと思う。