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2013年に放送された伝説のドラマ「半沢直樹」。普段ドラマはほとんど観ることがなく、前作も未視聴だったが、この夏に続編の放送が始まると知り、試しに観てみることにした。目まぐるしい攻守交替の連続で、非常に勢いがあり、人気が出るのも頷ける出来だと感じた。
しかしサラリーマンの感覚からすると、リアリティに乏しいと思われる箇所が随所に見られた。
■ 露骨に反目する子会社社員と親会社からの出向社員。
ドラマではライバル関係にあることを強調していたが、基本的には最も身近なビジネルパートナーである。業績は連結で評価されるため、子会社の損失は親会社の損失とも言え、逆もまた然りである。子会社を邪険に扱うわけがないし、親会社を目の敵にするはずがないと思う。
■ あからさまな権力闘争。
本来は協力すべき仲間内で蹴落とし合いが始まれば、冷静な経営判断が出来なくなり、またシナジー効果による業務成果の最大化も望めない。派閥闘争や権力集中の行き着く先は、東芝やシャープの事例からも明らかだが、日本を代表する大企業で、東芝やシャープのように自滅するケースはレアであり、リアリティがあるとは言えない。またドラマを盛り上げるための過剰演出であることは理解しているが、あのように芸も品も無い挑発の応酬が日常的に行われるはずがないと思う。
■ 企業機密(顧客情報など)を居酒屋で話す。
誰が聞いているか分からない、仕切りも何も無い居酒屋で、機密情報を言い合うなんて、大企業では考えられない。僕が勤めている会社では、年に1度、機密情報漏洩防止意識の醸成を目的とした研修を、全社員を対象に実施している。大企業は世間の注目を集めやすく、普段から厳しい目で見られているため、機密情報の漏洩には敏感だ。ドラマでは、部長(幹部)である半沢が、率先して機密情報をお漏らししているように見えたが、通常は職位が上がるほど、機密情報の漏洩には気を遣うようになるはずだ。
冷静に見ればツッコミどころ満載だが、「最終的に弱者が圧倒的強者に一矢報いる」という筋書きはワクワクする。引き続き視聴を継続したい。
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