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モノづくりの現場に携わる人は、定められた手順通りにモノをつくれば、仕事を終えられる。モノづくりには標準時間という目安があるため、時間対効果をおおよそ予想することができる。しかし、研究従事者は課題に対する解決策を自力で考案しなければならない。前例が無いことに取り組むため、標準時間と呼べるものは当然無く、時間対効果は運に左右される要素が大きいため、予想は困難を極める。研究を進めるにあたって、研究期間や達成目標は指定されるが、期限内の必達を守ろうとすれば、帰宅難民が続出することになるだろう。ホワイトカラーの働き方改革は、成果の創出を期待する上長や顧客に背を向け、残業する同僚達から向けられる同調圧力を跳ね除け、自分の仕事に見切りを付けられるかどうかだと思う。
近年、僕は働き方改革を念頭に置き、労働時間の短縮に努めてきた。15~18年度の勤務実態は以下の通りである。
【15年度】
時間外就業時間:月平均39.5h
定時退社率:未調査
有給休暇取得:9.5日
【16年度】
時間外就業時間:月平均20.3h
定時退社率:66.5%
有給休暇取得:11.0日
【17年度】
時間外就業時間:月平均14.6h
定時退社率:74.8%
有給休暇取得:13.0日
【18年度】
時間外就業時間:月平均8.4h
定時退社率:72.5%
有給休暇取得:17.5日
※14年度以前の勤務実態は15年度と概ね同じ。
15年度比で時間外就業時間は31.1h、▲78.7%削減し、有給休暇取得日数は8.0日増やした。この間、労働環境が劇的に改善され、仕事の負荷が小さくなったわけではない。定時退社を強く意識し、モーレツに働くことを止めた結果である。正直なところ、会社からの評価は芳しくないし、年収も伸び悩んでいるが、僕は独身で、介護を必要とする家族がおらず、お金に困っていないため、現状に納得できている。出世や高収入を望む人は、働き方改革などという甘えたことは言わず、身を粉にして働けばよい。一挙両得できるような、虫のいい話は無いのだ。
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