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本書を読んで特に印象に残った記述は以下4点である。
①本音の発言をはじめる。
「主語を相手ではなく自分にして発言する」というテクニックが参考になった。
20代までは研修生という位置づけでも一応は通用すると思うが、30代からは紛れもなく会社の主戦力である。自分の意見を伝える機会は増える。自ら発言することで周囲に好影響を及ぼす努力が求められる。摩擦が起きないように留意したうえで伝える技術は、30代の必須スキルと言えるだろう。
②仕事中毒をやめる。
僕の会社でも長時間労働が問題視されている。
僕が担当している開発研究の世界はうまくいかないことが当たり前だ。しかし上層部はうまくいくことを前提にして経営計画を立てる。製造コスト50%減とかいう極めて高い目標を、2年程度の短期間で実現しろと迫る。
長時間労働に従事している人は、期限までに成果を出さなければならないという強迫観念を持っているのではないかと思う。自分が成果を出せなくても他の誰かが成果を出せば収支はトントンだ。たった1人あるいは1プロジェクトの失敗で業績が傾くことは、まずないと思う。しかし自分が倒れたら、間違いなく家族は深く悲しむし、生活は困窮する。自分や自分の周りの人達を犠牲にしてまで仕事を頑張ってはいけない。「失敗を原資にして次で成功すればいい」「改革は実現できなかったが、小改善を積み重ねて、同等の効果を刈り取ればいい」等、開き直ることが、健康を維持したまま長く現役で働くために必要ではないかと思う。
③正しいワーク・ライフ・バランスをはじめる。
僕の感覚では、19時を過ぎたあたりから急激に集中力が落ちる。19時以降の能率は17時以前の7割ほど、21時以降の能率は17時以前の5割ほどに感じる。「業務の効率化を追求して常に定時退社する」ことと「常に定時退社することで生産性を高める」は、ほぼイコールで結ばれると思う。繁忙期でもなるべく定時退社を心掛けたい。どうしても時間が足りない場合は、平日に残業するよりも土曜出勤した方が、生産性は高まるのではないかと思う。
④他人に頼ることをはじめる。
僕の経験上、準備不足のために手戻りが発生して、仕事が予定よりも遅れたり、出来が悪くなったりすることが多い。仕事を合理的に進め、かつ成果を最大化するためには、勝手知ったる人に助けを求めることが近道だと感じている。
職場の飲み会を「ストレスが増えるだけ」「時間の無駄」と敬遠する人が増えていると聞くが、飲み会は同僚と相互扶助の関係を築くための取り組みの一環だと、前向きに捉え、積極的に参加するべきだと考えている。
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