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今年度から僕の会社でも「働き方改革」が強く謳われるようになり、特に長時間労働環境の是正に向けて重点的に取り組むこととなった。これまでの長時間労働対策は、従業員(労働組合)によるボトムアップの取り組みが主体で、その対策は応急的なものばかりであった。これからはトップダウンで長時間労働対策に臨むこととなるため、労働環境の改善が加速するのではと期待していた。
しかし、今年度も折り返し地点を過ぎたが、実態は何も変わっていないように思える。対策が進まない理由として、以下の4点が挙げられる。
①コンセプトに基づいた具体的な改善施策の立案/実行ができていない。
②数値目標がほとんどない。
③僅かにある数値目標に意欲が感じられない。
④数値目標に対して期限が設定されていない。
①従業員も経営陣も何をすればいいのか分からず、改善施策を手探りしている状況にあり、現時点で有効な対策は何ら実行できていないと思う。安倍首相の思惑とは異なり、スピード感は全く感じられない。
②「全従業員の時間外就業時間を2015年度比で50%削減する」「年間有給取得日数が15日未満の従業員をゼロにする」等、インパクトのある数値目標を、会社から発信して欲しいところだが、会社にはその気がないようだ。
③「時間外就業時間が月80時間を超える従業員をゼロにする」ことを当面の目標にするそうだ。月80時間は過労死ラインである。恒常的に過労死ラインを超えている従業員がいること自体がおかしい。適切な目標とは思えない。
④開発などの業務に関しては無茶な期限設定を迫る経営陣だが、長時間労働環境の是正に関しては明確な期限を設定せず、本気度が一向に感じられない。
僕は個人的に「時間外就業時間を月平均20時間以下にする」「定時退社率を50%以上にする」等、具体的な目標を立案し、それを上長にも報告したうえで、達成に向けて取り組んでいる。誰にも支援されない孤独な挑戦である。従業員一人一人が当たり前のように長時間労働対策に取り組める組織風土ができるまで、僕はこの挑戦を続けるつもりだ。
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