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本書は投資の指南書ではなく、自己啓発書に分類される。著者は大阪生まれの日本人で、中学までは日本のインターナショナルスクールに通い、単身渡米して高校・大学・大学院を修了、現地で就職・結婚して順風満帆な生活が始まった矢先に父が急病で倒れ、介護のため職を辞して帰国。介護を続けながらお金を稼ぐ方法を模索した末に、ポートフォリオワーカーという生き方に辿り着いた、異色の経歴を持つ。

本書では、彼女の人生経験をベースに、ポートフォリオワーカーを目指す意義や、ポートフォリオワーカーになるために必要な心構えについて説いている。論旨は以下の通りだ。

 

    自分が好きなこと、やりたいことは何かを見極める。

    好きなこと、やりたいことを複業(副業)とする。

    とにかくやってみて、続けることが大事。

 

ここからは、本書の主張を一部引用しつつ、僕個人の経験を踏まえて見識を述べる。

 

収入源がなくなるリスクはいくらでもある。複数の収入源を確保してリスクを分散する生き方が必要。お金を儲けるには、次の4つの方法がある。

① お金のために自分で働く(労働)

② 人に働かせる(雇用)

③ 仕組みに働かせる(フランチャイズなど)

④ お金に働かせる(投資)

 

日本では①を本業として生活費を稼ぎ、余剰資金で④を行うケースが大半だと思う。②は本業以上に激務となり精神的負担が増す恐れがあり、③はお金を稼げるようになるまで時間を要する。本書でも、家計の遣り繰りで貯金をつくり、投資資金に回すことを、現実的な働き方として提案していた。

 

今の日本人は投資ではなく貯金が好き。日本人のお金に関する知識がなぜグローバルスタンダードより低いのか。本当に不思議でなりません。これも一種の愚民政策ではないか、と言ったら私の考えすぎでしょうか。

 

同感だ。日本では金融に関する教育が軽視されてきた。僕の親世代は「投資は悪」という価値観があるようで、投資領域を広げている僕に対し、たびたび貯金を推奨する。だが貯金でお金が貯まる時代はとうの昔に過ぎてしまった。もうすぐゆうちょ銀行の定期貯金が満期を迎えるが、50万円を10年預けても税引き前で5,500円ほどしか増えない。今の年利(0.002%)で50万円を10年預けると、税引き前利息は、たったの100円だ。これでは家計の足しにはならない。一方、株式投資だと、50万円は1日で数千円ほど値動きする。老後貧乏を回避するためには、投資は必須の時代になったと思う。

日本経済新聞によると、22年度から高校家庭科で、株式や債券、投資信託など基本的な金融商品の特徴を教えることになるそうだ。また、日本銀行の発表によると、日本人が所有する金融資産の半分は現預金で、その総額は1000兆円に達するとのことだ。貧しい日本人が増えた理由のひとつに、投資を毛嫌いし避けてきた過去の積み重ねがあると思う。お金は使わなければ価値を生まない。日本人の投資マインドが変わることを期待している。

 

貯蓄型生命保険で金利を保証してくれたとします。保険会社は、みなさんの掛け金を運用して、利ザヤを得ています。知人の日本人女性は、「銀行に預けるより、利回りがいいから」ということで、非常に喜んでいますが、その裏を知っている私は、特にコメントしませんでした。

 

著者は、自分で運用していれば、更に大きなリターンを生み出せていた可能性があると示唆しているが、むしろ僕はこれらをポートフォリオに組み入れるべきだと思う。会社にお金を預けて、自分の代わりに運用してもらう方法は、著者の分類だと「②人に働かせる(雇用)」であり、貯蓄型生命保険の他には、投資信託やワンルーム投資などが該当する。自分はほとんど何もしなくてよいというのがポイントだ。余った時間を別のことに振り向けることができる。利ザヤは手数料と割り切ればよい。

 

自分を深く知るための「30の質問」に答え、自分がどんな仕事、働き方を好み、何にやりがいを感じ、何にストレスを覚えるのか、自己分析しましょう。

 

自問自答を繰り返して自己分析する方法は定番だが、質問を自分で準備するのは結構大変だと思う。ポートフォリオワーカーにも色々なタイプがある。自分が目指したいポートフォリオワーカー像を明確にすることは重要だと思う。

余談だが『あるロリコンの小部屋』(本館)では、『ロリコンさんに50の質問』及び『ロリコンさんに50の質問【改訂版】』という質問フォーマットを公開している。一人ひとり、考え方は千差万別だということが分かる。ご興味ある方は、以下を是非ご覧頂きたい。 

 

  Tiss (回答)

    クレナカ さん (回答)

    とんべい さん (回答)

    おまえ さん (回答)

    布丁 さん (回答)

    ひひらいだー さん (回答)

    檸檬 さん (回答)

    お針子兎 さん (回答)

    内閣 さん (回答)

    Lukaspassion さん (回答)

 

私はこう考えます。「時は命なり(タイム・イズ・ライフ)」

 

僕は惰眠や深酒といった自堕落な生活を最高の贅沢だと考えているので、健康第一を標榜する著者とは、基本的に相容れない。余暇は、お金になろうがなるまいが関係なく、好きなこと(趣味)に費やしたい。好きだからこそ、お金儲けを目的にしたくないという気持ちもある。いくら面白い仕事でも、続ければ身体は疲れるし、仕事として向き合うとなると遊び気分ではいられず、プレッシャーもかかる。だが、本当にポートフォリオワーカーになりたいならば、複業(副業)につながらない趣味は、時間の無駄だから、すぐに止めるべきかもしれない。僕の場合、このブログ運営なんかは、最たる例だろう(笑)。

 

ポートフォリオワーカーにとって、自分のキャパシティを知るというのは必須のこと。次々と仕事を安請け合いすると不幸になってしまうからです。

 

仕事を断る勇気は必要だと思うが、そもそも断らなければならないほど、多数の仕事を掛け持ちしている状態が問題ではないかと思う。案件を選り好みして断り続ければ、せっかく築いた人脈や信用を損なうリスクもある。

 

ニッチで、比較的長く続けられそうな事業を選ぶといいですよ。急成長はしませんが、競合がいないから、安定して続けられます。

 

僕は漫画とアニメが好きで、とりわけ漫画には多額のお金を投入してきた。これまでに読んだ漫画の量は、上位1%に入る自信がある。しかし漫画をネタにして稼ぐのは非常にハードルが高い。今の所、電子書籍販売ショップでレビューを書いて小銭を稼ぐぐらいしかできていないし、これからもそれぐらいしかできないと思う。例えば、ブログやYoutubeなどで漫画のレビューを発表したとしても、広告収入を得るほどの人気を獲得することは極めて難しいだろう。既に有力な競合が大量にいるからだ。

手前味噌になるが、ロリコン向けのコミュニティサイト『あるロリコンの小部屋』は、ニッチという視点では悪くなかったと思う。定期的に開催したチャット会は、連日深夜まで盛り上がった。少人数だが常連さんもでき、就活で上京した際には、オフ会も開催できた。またサイト運営が目に留まり、インタビュー取材を受けたこともある。約5年間の本格運営期間中に10万アクセスにも届かなかった弱小サイトだが、同様の更新頻度を維持できていれば、成長していた未来もあったかと思う。

 

楽しいっていうのは、自己決定感とイコールではないかと思います。自分で決められるっていう感覚は、やっぱり楽しいと思います。

 

この感覚は共感できる。最近、株式投資を始めたが、投資信託に比べて自己裁量が遥かに大きく、自分の行動で損得が決まる生々しさに醍醐味を感じる。この考えは本業にも通ずると思う。人から言われた通りにやるだけ、あるいは自分がやりたいようにやらせてもらえない環境では、面白い仕事も面白くなくなる。ポートフォリオワーカーを志向している人の多くは、本業の収入や遣り甲斐に対して、不満があるものと思慮する。しかし著者を含むポートフォリオワーカーで成功している人は、複業(副業)を楽しんでいるけれど、本業も存分に楽しんでいるように見える。複業(副業)を始めるよりも先に、まずは本業を楽しめるように変えていくことが重要ではないだろうか。

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